自分に最適なプログラム技術書ってなんだろう。「入門」とか「初級」の本は本当に初心者向けなのか。




僕は本屋でプログラム本やコンピュータ技術に関する本をチェックするのが好きです。到底全てを読む事は不可能ですが、棚に並んだ本のタイトルをみれば最近の動向をつかむのには十分です。プログラム言語の本、iPhoneアプリやAndroidアプリ開発の本、Google Analyticsの本、ソーシャルメディアの本、たくさんの本で溢れかえっています。

とりわけプログラミングに関する本を物色するのが好きで、気になる本があった場合は購入して読んだりします。過去、僕は独立系のソフト開発の会社にいたのですが、入った当初はプログラムなどは全く作ったことがなく、本を買い漁って読んでいました。おそらく最初の3年で200冊ぐらい買ったと思います。読んで非常にためになった本もあれば、内容を理解できずにほっぽり投げてしまった本もあります。とにかく何でも買ってみて、最後まできちんと読むか、途中で投げ出すかの繰り返しでした。今思えばとんでもなく無駄なお金と時間を使ってしまったと後悔する部分もあるのですが、このおかげ?で技術書を買うときはそれなりに慎重にはなりました(笑)

プログラミングを勉強するとき、ネットを使って情報を集める、書籍を読むなど方法はいくつかあると思います。最近はネットでかなりの情報を収集できるので、本を買わない人も少なくないと思います。僕はどちらかというと本を買って勉強する派だと思います。ネットも使いますがあくまで勉強の軸にするのは本です。

で、本を買うときに悩むのがはたしてどの本を買えば自分にとって良いのかという部分です。僕はプログラムは好きですが、能力は非常に平凡なのであまり難しい本を買うと理解できずにほっぽり投げることになります。なので、まずは初級レベルの本を読んでみようと思い、タイトルに「入門」とか「初心者」とか「簡単」などのキーワードが含まれている本を手にします。ですが、このキーワードにダマされるときが少なくありません。

この手の本は内容を初級者向けにしようとするあまり、薄っぺらな解説になりがちです。正しいプログラムを作るのに理解が必要とされる部分でも、チョット難しいと思われる場合は全くその部分には触れずに終わってしまう事が多々あります。これはこれで、良い一面もあるとは思いますが、いざ自分のやりたい事をプログラミングしようとしても結局、その触れられてこなかった部分を理解しなければならないということに気付きます。そして、また別の本を探すことになります。プログラムを勉強したことがある人なら、今までこのような経験をしたことがあると思います。

「入門」とか「初心者」とか「簡単」のキーワードがついている本はたくさんある割りには良書があまり見当たらないのも事実です。(当然、良書もあります)難しい内容をカットしているから「入門」とか「初心者」って言うのはチョット違うかなと僕は思います。難しい内容をページをさいて丁寧にわかるように解説しているのが「入門」とか「初心者」にすべきなんじゃないかなと思います。もちろんそういう本もありますが、そうでない本があまりに多くて、むしろそういう本は経験者でないと理解できないような気さえしてしまいます。

タイトルに「入門」とか「初心者」を入れたほうが売れるっていう事情も絡んでいるので、「入門」とか「初心者」を謳っている本を買うときには、少し考えてから購入することをオススメします。


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